『悪女なので復讐される、はずでした～なぜかヤンデレ王子の最愛欲で甘く満たされています～』智江千佳子（Instagram再掲載ネタバレ）

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あらすじ
国王の王位継承の宣言とともに第一王子のギルフォード・ベルハイムが壮健な姿で貴族の前に現れる。
傲慢な公女として知れ渡っていた元婚約者であるロスマリン・アーレンハイトは彼の姿に人知れず安堵していた。彼女は精神支配で王族を腐敗させる父に、ギルフォードへ精神支配の術をかけるよう幼い頃から命令されていたのだ。だが、ロスマリンはギルフォードにもバレないよう、幼い彼女ができる限りで父の命に背いていた――。
王宮の廊下を歩きながら思考するロスマリンの前にギルフォードが姿を見せる。健康な今の彼に復讐され
ると覚悟していたロスマリンだったが、なぜかギルフォードは優しく甘い声で話しかけてきて……？
彼はロスマリンを逃さないよう、手巾で彼女の鼻と唇を素早く塞いだ――!?

「やっと捕まえたよ、僕のロジー」

目が覚めたロスマリンは王宮の一室に軟禁され、ギル
フォードから彼の妃になるよう言われてしまう……。
十四年前、彼にかけた精神支配の術がまだ解けていないと思った彼女は本心とは裏腹に冷たい態度を取るのだが――!?
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感想
健気なヒロインがとても良きです！！
子供の頃からヒーローを助けるために、父親にバレないように少しづつ助ける行動をとり、自分は毒に侵されて…
出だしはヒーローの行動がどこに向かっているのかややあいまいなのですが、ヒーロー目線を読むと納得という感じで、いいです！
ヒロインは自分のことを悪女であると、故にのすれ違いやらがなんとも切なくて
そんな彼女を溺愛しているヒーローが教会から連れ去るところが私的なキュンポイントでした。

悪女でありたい、ヒーローに嫌われているとおもいつつ、毒に侵されている体で抗い続けるヒロインが健気でかわいくて、ヒーローが溺愛するのが理解できる作品でした。