あらすじ
冒険者ギルドの受付嬢をしているラウラには秘密があった。
それは冒険者ルーウェリンと身体の関係にあること。
冒険者として名高く、人気者の彼が年に一度ラウラの街へ現れた際に自分のすべてを差し出すだけの関係。
少しでも必要としてほしくて、都合のいい相手を演じていたはずだった。
しかし、不意に現れた彼のこれまでにない言動に、ラウラの感情は揺さぶられていく。
一方、ルーウェリンも普段とは違う様子の彼女に、本命の男が出来たと思い込み――。
「俺のことだけ見て、俺のことだけ考えてりゃいい」
甘い言葉をかけられるも信じられずにとうとう本音を口にしてしまうラウラ。
自分に自信がない平凡ヒロイン×無自覚執着ヒーローによる両片想いが行き着く先は――
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感想
無自覚両片思い
片思いと言うには、もう少し大人な関係だからこそ、すれ違って勘違いし合うお話でした。
表紙の可愛らしい絵とは違い、物語の雰囲気はもう少し退廃的でした。
身体だけの関係でいいから繋がっていたいヒロインが、物分りのいい女を演じなければと、自身をただひたすら律する思いは、切なくなりました。
ヒーローはヒロインの変化には気づくくらいには、敏いのになんで嫉妬に狂う方にいくのやら(❤︎-…-❤︎)
嫉妬で、突拍子もない行動にでるのがとてもいいです。若干無自覚で本能で囲いこもうとしている感じがよきです。
そんなヒーローの気持ちが分からないヒロインが、彼の気持ちを疑い、明らかな告白をされいるのに追い詰められてく心情が切なくてGoodです。
ただ結ばれて、ハッピーみたいなお話ではないので面白かったです!
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ラウラの純真
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