あらすじ
「あなたを見ると、自分が抑えきれなくなる」
マリーアは、“冷たく暗い目をした黒髪の男”に、獣のごとく組み敷かれていた。自分がこの男に抱かれるのは、彼からすべてを奪った贖罪のためなのだろうか? それともこれが愛?
マリーアは、父親である皇帝からいない者として扱われていた、役立たずの皇女だった。マリーアに流れる王族の血だけが唯一価値のあるもの。
ただ父と国の駒として、二度の結婚を強いられた。そして二人の夫を失ったあと。何もかもに絶望し、国を逃げ出すことを決意する。
初恋の男と一夜だけの夫。
逃げた先で待ち受ける、運命の分かれ目は…。
「共に生きられずとも、あなたの幸せを願っています」
壮絶で純粋な愛の物語
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感想
皇帝の駒として、初めて嫁いだ国は1日でなくなり 、一夜の夫となった。
その後あてがわれた夫は一回り以上年上、厳しく当たってきた。
そんな駒として送った2度の結婚生活に、王族の身分捨てて逃げ出したヒロイン。
逃げて手に入れた自由の先で出会った、一夜の夫に似た男。身体を合わせるようになり、関係が分からないまま時間が経ったある日、ヒロインを探しに来た王家に関係者にヒーローは捕まり。
彼にために王族に戻る決意をするヒロインだった。
なんとも言えないくらい、ヒロインとヒーローが淡々としています 。
初めて嫁いだ日の初々しいやり取りがあったらからこそ、2人がどれだけ感情が無くなるような経験をしたかがわかる気がしました。
ヒーローの淡々とでも、復讐なのか愛情なのか感情が見えないまま身体をただ合わせているのもかっこよかったです。乱暴にすることは無いし、でも優しくすることもないっていう。
王族であったが故に抱えた責任を心に抱えて生きていくことの、重さや辛さが付きまとうヒロインとヒーローの切なく少しだけ甘い恋物語でした。
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