あらすじ
血液から希少な魔石を生み出せる特殊体質をもつ伯爵令嬢ローゼ。
それに目をつけた悪辣な義母たちに非道の限りを尽くされ、気づけば余命わずかとなっていた。そんな彼女が嫁がされた相手は、天涯孤独で借金まみれの没落貴族レオ。
「ぼくは君がここに来てくれて嬉しいよ」
絶望に打ちのめされたローゼの心を、彼のまっすぐな優しさと献身が解きほぐしていく。
そんななか、無情にも義母の魔の手が忍び寄る。
だが、レオには隠された秘密があって――!?
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感想
ローゼが幼い頃から悲惨な目にあい、いよいよ命も危ないというタイミングで、政略のために嫁に出されて出会ったのがレオ。貴族だが困っている人には手を貸す優しい性格故にお金に困っていたところ、結婚を持ちかけられ…
すぐにローゼの様子の異変に気づき、自分が味方になってあげようと思う心優しい人で、だからこそ、最初は愛情というより保護愛みたいな感じだなーって読んでました。
パーフェクトでしゅっとした王子様！みたいなタイプではなくて、明るくて優しくてパッと読んでいる感じだど本当に素朴な青年という感じで、だからこそ、魔石を生み出して老いてしまった体のローゼにも偏見なく接して、そんなふたりの歩み寄っていく過程が、ゆっくりで暖かくてとてもいいです！！
レオが金持ちに騙されているんじゃないかって心配したじぃやみたいな存在の人が逢いに来た時の、悪気は無いのに傷つけてしまってレオにとって彼女の存在がどれほど当たり前で大切か分かる部分が本当に良き！！
優しすぎるふたりが、時間を積み重ねていく甘く切ない物語です。
温かい幸せの形が最後は少し変わってしまったけど
2人にとってはそれが幸せなのだろうと…ちょっとメリバにも感じられなくは無い不思議なお話でした。
動画生成: NoLang (no-lang.com)
VOICEVOX: 中国うさぎ
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